時々は、えっと偶には勉強もしてます。
基調講演として、北海道下川町の『持続可能な地域社会の実現に向けて』を拝聴。
人口3000人を切る小さな極寒の街は、自立した自治体を存続すべく、街をコンパクトシティー化して、木質バイオマスを取り入れながら街を運営する、過疎化の進む山間部には興味深い事が多々有る内容でした。
特別講演として、環境省より『地域脱炭素について』を拝聴。
脱炭素専攻地域選定事業と言うものがあり、36道府県94市町より73提案が選定されておりました。
このような事業がある事自体知らなかったので、広島には選定地域はあるのだろうかと資料を調べてみると、広島県内は呉市、福山市、東広島市、廿日市市、北広島町と5市町が選定されてました。
事例発表として5団体の発表を拝聴
一般社団法人小串中国山地自然史研究会より
100年生き続ける持続可能な森づくり、として林業を収益化するための解り易いお話をお聞きする事ができました。
100年使える作業道、として伐採する今だけ良ければ良いと言う道ではなく、長く崩れる事なく使える作業道作りのお話をお聞きしました。
バイオマスと言う言葉は割と耳にする事があるかもしれませんが、林業と切り離すことの出来ない作業道の話は、実際に山に入る人でなければピンっとくる話では無いと思いますが、作業道、大切です。
今後始まる新しい事業のお話として「芸北せどやまコモンズ」せどやまバンク事業のお話をお聞きしました。
山を使いたい人と、山を使って貰いたい人を繋ぐバンク、宝の持ち腐れにならない画期的システムだと感じました。
荒れ果てるばかりの里山を利用したい人に管理してもらう、山持ちさんも安心して利用者に山を管理し有効活用してもらう事は、素晴らしいシステムです、事業が順調に進むと良いと思いました。
中国木材株式会社より
木材を苗から育てて市場に貢献していこうと言うお話しと、日本の木材市場がウッドショックにより価格だけ高騰し、結果多少の国内市場のシェア拡大はありつつも、折角の国内市場の拡大チャンスも、上手く活かす事が出来なかったと言う、残念なだけのウッドショックのお話しでした。
国内材もホームセンターでさえ在庫不足で、住宅価格は木材高騰の煽りを受けて三割ほど高騰したと記憶してます。
一体だれが徳をしたのでしょうかね、木材市場となると規模が大きくて難しい事は解りません。
山海環より
竹が繋ぐ「里山」と「里海」の循環と再生として、竹を生かし竹炭を焼き、様々な活動を続けるお話をお聞きしました。
株式会社FOREST WORKERより
誰が何処で育てて何処で伐採してと、木材のトレーサビリティーが出来るアプリを使い、製造した木工製品の足取りを掴める面白いお話しをお聞きしました。
樹種は勿論ですが、樹齢まで解るのは面白いなと思いました。
閉会の挨拶として
県立広島大学の先生が挨拶されましたが、時々昨年度より活動をご一緒するので、来季もよろしくお願いいたします、と心の中で呟きました。
広島県内で、都市型の筍畑を作るべく、ご一緒に土に塗れて小雨の中竹林整備に励みます、春には筍が出てくると思うので今から楽しみです。